AIで施主提案資料を作る手順とBefore/After

「提案資料に一日つぶれる」を、AIで半分にする

AIで施主提案資料を作る手順とBefore/After の要点

お客様への提案資料。間取りの意図、素材のこだわり、予算の内訳——伝えたいことは山ほどあるのに、いざ文章にまとめようとすると手が止まる。気づけば夜、家族は先に寝ている。そんな経験はありませんか。

結論から言います。生成AI(ChatGPTなどの文章を作るAI)を使えば、提案資料の「たたき台」は30分ほどで形になります。ゼロから書くのではなく、AIが作った下書きを直す作業に変わるからです。この記事では、パソコンが得意でない社長でも今日試せる手順と、そのまま使えるプロンプト(AIへの指示文)、そして正直な注意点をお伝えします。

まずは効果をBefore/Afterで

Before:白紙から一人で書く

言いたいことは頭にあるのに、書き出しの一文が決まらない。専門用語をどこまで噛み砕くか迷う。構成を何度も組み直す。結果、一件の提案資料に3〜4時間。他の現場も回しながらでは、深夜作業が当たり前になります。

After:AIの下書きを直す

要点をAIに渡すと、見出し付きの文章が数分で返ってきます。あとは「ここは違う」「この表現は柔らかく」と手を入れるだけ。体感で作業時間は半分ほど、そして何より「白紙のプレッシャー」から解放されます。ゼロを1にするのはAI、1を10に磨くのが社長の仕事、という分担です。

今日試せる3ステップ

ステップ1:材料を箇条書きで用意する

AIは、こちらが渡した情報の範囲でしか書けません。逆に言えば、材料さえ渡せば書いてくれます。難しい文章にする必要はなく、メモ書きで十分です。

例:
・お客様:40代ご夫婦+お子様2人
・ご要望:自然素材、家事動線をラクに、予算内で
・提案の目玉:回遊できる間取り、無垢材の床
・予算感:本体2,500万円前後(※実際の見積書の数字を使う)

ステップ2:プロンプト(指示文)を貼り付ける

下の指示文をコピーして、材料と一緒にAIへ貼り付けてください。

「あなたは地域工務店の営業担当です。以下の材料をもとに、施主向けの提案資料の本文を作ってください。条件:専門用語は噛み砕く/小学生の親でも分かる言葉/見出しをつけて構成/温かく誠実なトーン/断定的な成果保証はしない。材料:〔ここにステップ1のメモを貼る〕」

これだけで、見出し付きの提案文が返ってきます。トーンが硬ければ「もっと親しみやすく」、長ければ「半分の長さで」と追加でお願いするだけ。会話するように直していけます。

ステップ3:社長の目で仕上げる

ここが一番大事です。AIの文章は、そのまま出してはいけません。あなたの現場感、そのお客様だけへの一言、地域の事情——AIが知らないことを足していく。この最後のひと手間が、他社と差がつくところです。

正直に言う、AIの限界と注意点

便利な道具ですが、万能ではありません。使う前に知っておくべきことを正直にお伝えします。

数字は必ず人が確認する

AIは、もっともらしい数字を「作ってしまう」ことがあります。金額・面積・寸法・法規は、必ず見積書や図面と突き合わせてください。提案資料の信頼は、数字の正確さで決まります。ここだけは絶対に丸投げしないこと。

お客様の個人情報の扱い

お名前や住所などの個人情報を、無料のAIサービスに気軽に入力するのは避けましょう。「40代ご夫婦」のように、ぼかした表現で十分に伝わります。

「AIっぽさ」は社長が消す

AIの文章は、整ってはいるけれど、どこか他人行儀です。あなたの言葉、いつもお客様に話している一言を足すことで、初めて「あなたの会社の提案」になります。AIは筆記者、主役は社長です。

まとめ:完璧より、まず一件試す

提案資料づくりは、工務店の社長にとって重い仕事です。だからこそ、AIに下書きを任せる価値があります。ポイントは3つ。①材料を箇条書きで渡す、②プロンプトを貼って下書きを作る、③数字を確認し、社長の言葉で仕上げる。

まずは次の一件、たった一つの提案資料で試してみてください。うまくいけば、深夜のパソコン作業が少し減るはずです。「でも、うちには試す時間もない」——そんなときは、工務店×AIの実務は、AI業務代行『マルオくんAI』(株式会社ウィズモー提携)に丸投げできます。

監修:株式会社ウィズモー(工務店の事業促進・社内改善支援)

一覧へ戻る

プロへ相談する 資料請求
line登録で工務店経営虎の巻 close