住宅会社が今すぐ取り組むべき「砂一時代」「透明性時代」の新集客戦略

皆さんこんにちは。
ウィズモーの小倉です。
今回は、住宅会社様がこれからの集客を考える上で絶対に押さえておきたい「砂一の時代」と「透明性の時代」についてお話しします。広告だけに頼るのではなく、選ばれるための戦略がますます重要になる今、未来の安定受注につなげる具体的なポイントをぜひ参考にしてください。


【目次】
・これからの住宅集客を考える上で知っておきたい2つの時代背景
・集客戦略の大前提
・「砂一の時代」と「透明性の時代」に生き残るための3つのポイント
・事例紹介
・これからの工務店・住宅会社が取るべきアクション
・まとめ
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これからの住宅集客を考える上で知っておきたい2つの時代背景
住宅会社様がこれから集客を考えるうえで、必ず知っておいていただきたい大きな流れがあります。
これを理解せずに従来通りのやり方を続けてしまうと、いくら広告にお金をかけても思うような成果につながらず、コストだけが膨らんでしまう恐れがあります。
ここでは、今の住宅業界を取り巻く環境で特に意識しておきたい二つの時代背景についてお話しします。
情報が埋もれてしまう「砂一の時代」
今の世の中には、日々信じられないほど多くの情報が生まれています。
その量は、1年間で地球上の砂浜にある砂粒の数に匹敵するとまで言われるほどです。
この膨大な情報の中で、住宅会社様が一生懸命発信する広告やホームページも、お客様にとってはその中のたった一粒に過ぎません。
ITが発達し、誰でも簡単に情報を発信できるようになった反面、肝心の届けたいお客様に情報がしっかり届きにくくなっているのが現状です。
企業の中身が見えてしまう「透明性の時代」
スマートフォンやインターネット検索が当たり前になった今、お客様は気になる住宅会社をすぐに調べることができます。
立派なパンフレットやホームページを作っていても、SNSや口コミサイトを見れば、実際の評価や過去の事例がすぐに分かってしまいます。
住宅は多くの方にとって一生に一度の大きなお買い物ですから、慎重に調べてから問い合わせや来場を決めるのは当然のことです。
こうした時代では、ただ見映えの良い情報を並べるだけではなく、普段から誠実で信用していただける情報を発信し続けることが、より一層重要になっています。

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集客戦略の大前提

れからの集客を考えるうえで、最初にしっかり押さえておきたいのは「今の決断が未来の成果をつくる」ということです。
住宅は多くの方にとって一生に一度の大きな買い物ですから、検討から契約までどうしても時間がかかります。
広告を見てすぐに動いてくれる方ばかりではありません。情報を集めたり、他社と比べたり、家族で話し合ったりしながら、ようやく一つの会社に決めていくものです。
だからこそ、集客には必ずタイムラグが発生します。
今打った施策の結果は、半年後や1年後にやっと数字として現れることも少なくありません。
この時間差があるから、先を見据えて早めに手を打つ住宅会社ほど安定した受注を続けられるのです。
実際に成長している住宅会社を見てみると、集客を単なる広告の出稿とは考えていません。
未来のお客様をどのタイミングでどの媒体に流し込むか、その全体の流れを設計したうえで動いています。
ホームページやチラシ、WEB広告をただ並べるのではなく、それぞれの役割をきちんと分けて計画し、見込み客を少しずつ育てていく仕組みを持っています。
集客は魔法のようにすぐ結果が出るものではありません。
ですが今のうちに将来のための土台を築いておくことで、1年後、2年後にしっかり契約という形で返ってきます。
だからこそ、今の意思決定がどれだけ大事かを理解し、早めに動き始めることが欠かせないのです。
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「砂一の時代」と「透明性の時代」に生き残るための3つのポイント
住宅会社が今の時代に集客を考えるなら、まず「情報が届きにくい」「中身がすぐに見透かされる」という2つの環境を理解しておくことが欠かせません。
この中で勝ち残っていくためには、広告を増やすだけでは足りません。
どの会社も似たようなことを発信する中で、きちんと選ばれるために押さえておきたい3つのポイントがあります。
最適な情報を最適なタイミングで届ける
今はただホームページを持っていれば問い合わせが来る時代ではありません。
インターネットには膨大な情報が流れていて、お客様は自分に必要な情報だけを選んで受け取ります。
例えば家づくりを考え始めたばかりの方と、来月見学会に行こうとしている方では、欲しい情報がまるで違います。
ここで有効なのが、検索キーワードごとにランディングページを用意し、それに広告を連動させる手法です。
資金計画に不安がある方には「資金セミナー」の情報を、土地探しを始めた方には「土地探しのコツ」ページを見せるなど、一人ひとりの興味に合わせて届けることで反応が大きく変わります。
これをしっかりやっている会社は、同じ広告費でも問い合わせ数が何倍にもなります。
信頼できるパートナーと組み、単独ではできない取り組みをする
情報が届きにくい時代、単一の会社だけで全てをやり切るのはどうしても限界があります。
そこで注目されているのがコラボレーションです。
例えば地域の工務店同士で合同の移動式展示場を開き、広告費を共同で負担して集客力を一気に高めるやり方があります。
これによりお客様にとっては一度に複数社を比較検討できるメリットが生まれ、来場者数が一気に伸びるケースも少なくありません。
他にも家具店やカフェと一緒にイベントを開くことで、普段住宅展示場には来ない層にリーチできる例もあります。
単独ではつくれない規模や集客の仕組みを、信頼できるパートナーと作っていくことが大きな武器になります。
口コミや紹介が自然に広がる仕掛けをつくる
透明性の時代においては、自分たちがどれだけ「良い家です」と言っても、お客様同士の声にはかないません。
だからこそ口コミや紹介が自然に広がる仕組みを持つことが大切です。
たとえばお引き渡し後のお客様に協力いただき、施工事例をSNSでシェアしてもらいやすいよう写真を一緒に撮影したり、紹介キャンペーンを用意して次の顧客を紹介してもらう動線を整えるのも効果的です。
実際に紹介で来られるお客様は、はじめから一定の信頼を持って来場されるため成約率が高く、広告費も大きく抑えられます。
これからの時代は「どうやって口コミを増やすか」を真剣に考えることが、広告より大きな集客成果を生むことにつながります。
事例紹介
実際にこれまでの話を実践し、成果を出した住宅会社の事例を二つご紹介します。
自社でこれから集客を見直そうとお考えの場合に、ぜひ参考にしてみてください。
WEB集客への完全シフトで広告費を抑えつつ受注を増やしたA社
A社は以前、折込チラシをメインに集客を行い、毎年20棟ほどの受注を安定的に確保していました。
しかし消費税増税のタイミングで折込チラシの反響が一気に落ち込み、受注棟数が半分近くにまで減少。
ポスティングなど別の手法を試しても元に戻らず、このままでは厳しい状況に追い込まれました。
そこで思い切ってWEB集客へ軸足を移し、社長自ら毎月一つずつランディングページを増やす取り組みを開始。
地域のお客様が知りたい情報ごとにページを用意し、それを検索広告と連動させたことで、自然とお客様の志向性や課題を把握できるようになりました。
結果として、折込チラシを完全にやめても月20組以上の集客を安定して得られるようになり、広告単価も1組1万円以下に抑えることができました。
2年後には年間30棟超えまで成長し、広告費を抑えつつ売上をしっかり伸ばすことに成功しています。
地域ビルダー合同で移動式展示場を企画し集客に成功したB社
B社はそれまで単独のモデルハウスや完成見学会に来場されたお客様を中心に営業を行っていました。
ただ、こうした集客はどうしても広告費やブランド力が必要で、集客数に限界を感じていたそうです。
そこでB社は地域の複数ビルダーと協力し、移動式の合同展示場イベントを開催しました。
複数社が出店することで広告費を分担でき、個社単独では難しかった大規模な集客が可能に。
お客様にとっても一度で複数の住宅会社を比較検討できる場となり、初回開催から1000組を超える来場を記録する大きな集客装置となりました。
この取り組みは単なる展示場イベントに留まらず、地域ブランドの底上げにもつながっています。
その後、参加企業同士でさらに別の合同イベントを企画するなど、継続的な集客施策へと発展していきました。

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これからの工務店・住宅会社が取るべきアクション

これまでお話しした「砂一の時代」「透明性の時代」を踏まえると、これからの工務店や住宅会社には、従来とは違った集客の考え方が求められます。
ここでは、これからの時代にしっかり成果を出すために押さえておきたい行動を4つにまとめました。
ホームページとランディングページの役割を分ける
多くの会社が立派なホームページを作っていますが、それだけで集客が十分と言える時代ではありません。
ホームページは会社を知っている人が詳しく調べるための場。
初めて知る方に一歩踏み込んでもらうためには、テーマごとに設計されたランディングページが必要です。
HPとLPの目的を分けることで、初回接点から資料請求や来場予約につながりやすくなります。
検索広告とセットで顧客ごとの興味に合わせる
せっかくLPを作っても、それを見てもらえなければ意味がありません。
検索広告を活用し、顧客が資金計画や土地探しなどで検索した時に、ぴったりのページを見てもらう仕組みを作ることが大切です。
これにより、見込み客は自分に合った情報が届いたと感じ、次の行動に移しやすくなります。
他社や異業種と手を組んで大きな集客を仕掛ける
単独で広告やイベントを続けるには限界があります。
地域の工務店同士で合同展示場を開催したり、家具店やカフェとコラボしたりすることで、一社では届かなかった層にまでアプローチが可能です。
こうした取り組みは広告コストを抑えながら来場数を増やす強力な手段になります。
紹介や口コミを自然に広げる仕掛けをつくる
どれだけ広告を工夫しても、最終的にお客様が一番信頼するのは既に家を建てた方の声です。
施工後のお客様にSNSで投稿しやすい仕掛けを用意したり、紹介キャンペーンを設けたりして、自然に声が広がる環境を整えましょう。
これが結果として、広告よりも強い集客効果を生みます。
関連動画はこちら ▼
まとめ
住宅会社の集客は今、「砂一の時代」と「透明性の時代」に突入しています。
膨大な情報に埋もれやすく、SNSや口コミで企業の実態がすぐに見える時代だからこそ、ただ広告を増やすだけでは不十分です。
これからは①顧客の興味に合わせLPと検索広告を連動させる、②地域の工務店や異業種と連携し大規模集客を図る、③口コミや紹介が自然に広がる仕組みを作る、など戦略的な取り組みが不可欠です。
今こそ未来を見据えて動き出すことが、1年後2年後の安定受注を生みます。


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