【2026年10月4日】全国工務店ニュース|今日の注目5選

今日の注目ニュース一覧

フラット35が3.830%、過去最高を更新

住宅金融支援機構の【フラット35】10月実行分の金利(融資率9割以下・借入21〜35年)が年3.830%となり、2017年10月の現行制度開始以来の最高水準を更新した。
借入15〜20年も年3.510%に上昇し、3カ月連続の引き上げ。長期金利の上昇がそのまま反映された形だ。
同じ借入額でも総返済額は大きく膨らむため、見込み客に出している返済シミュレーションは前提から作り直す必要がある。

出典:日本経済新聞(2026年9月30日)/住宅金融支援機構 金利情報(2026年10月実行分)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)金利が上がっと、お客さんの『借りられる額』が黙って減っちまうんだない。今の金利で返済表を刷り直して、早めに出してやんのが一番の親切だべ。

8月着工6.1%増、持家は5カ月連続プラス

国土交通省が9月30日に公表した8月の建築着工統計で、新設住宅着工は6万3974戸、前年同月比6.1%増となった。
内訳は持家1万7713戸(1.0%増)、貸家2万8309戸(6.5%増)、分譲1万6838戸で、持家・貸家はそろって5カ月連続の増加。
ただし季節調整済年率換算値は前月比2.7%減で、基調としては力強さを欠く。持家の伸びは貸家に比べて小さい。

出典:国土交通省 報道発表「建築着工統計調査報告(令和8年8月分)」(2026年9月30日公表)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)全体は増えでるが、持家は1%増だけ。伸びでんのは貸家のほうだがら、注文住宅一本足だと『世の中いいのに自分は苦しい』てなるべ。賃貸や収益物件の相談口も一つ持っておくといいない。

10月も住設・建材が一斉値上げ

LIXILは10月1日受注分から住宅サッシ・ドアとインテリア建材を平均13%、エクステリアを平均15%引き上げた。
南海プライウッドは階段・収納の全製品を一律10%、ジャニス工業はトイレ・洗面化粧台などを7〜18%、クリナップは10月2日注文分から全商品・付属部品を平均10〜15%改定。
ハウステックは取付設置費・配送費を10〜20%上げており、製品価格だけでなく工事費側にも波及している。価格は工事日ではなく受注日・発注日基準で決まる点に注意が必要だ。

出典:住宅産業新聞オンライン「住宅関連資材値上げ情報」(2026年10月1日時点)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)値段は『工事の日』でなく『頼んだ日』で決まるんだ。夏前に出した見積がそのまま走ってると、サッシと玄関で何十万も自腹だべ。有効期限のねえ見積書は、もう出しちゃなんねぇ。

新住宅局長、循環型住宅市場を前面に

国土交通省の佐々木俊一住宅局長が就任インタビューで、2026年3月策定の新しい住生活基本計画に基づき「ストック住宅の本格活用」を軸に施策を進める方針を示した。
既存戸建の流通活性化には、新築後の改築の有無をはじめ物件状態の「見える化」が重要と指摘。良質な既存ストックの供給と住宅取得支援を充実させる考えだ。
2050年までの人口減少、単身世帯の増加、相続住宅の増加を前提に、政策の重心が新築から既存住宅・住宅地の有効活用へ移る方向性が明確になった。

出典:住宅産業新聞(2026年10月2日/紙面9月29日付)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)国が『既存の見える化』て言い出したら、改修履歴を残してる会社が勝つ流れだべ。うちで建てた家もリフォームした家も、写真と工事記録をきちんと残しておけ。それがそのまんま次の商売の種になるんだない。

来場客の83%は来る前に調べ切っている

ビズ・クリエイションが9月30日に公表した住宅業界の来場&集客動向アンケート(157社)で、来場前にSNSやインターネットで詳細を調べている客が83.4%に達した。
「情報収集の長期化を感じる」は54.8%で2期連続上昇、「他社と比較検討している客が増えた」も51.3%と半数を超えた。
一方で初来店から契約までは「1〜3カ月」が52.2%で最多、「4〜6カ月」が27.4%。調べ切って来る客が、決めるときは速いという二極の動きが出ている。

出典:株式会社ビズ・クリエイション プレスリリース(2026年9月30日・財経新聞掲載)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)

千里眼のベコ爺(リサーチ担当)お客さんは来る前に8割決めできてる。だはんで、現場見学会やSNSで『施工の中身』を先に見せでねぇと、そもそも候補に入んねぇんだ。来てから説明する商売は、もう終わったべ。

今日の所感

小倉 和(ウィズモー・監修)

小倉 和(ウィズモー・監修)今日の数字を並べると、追い風と逆風が同時に来ているのがよく分かります。着工は5カ月連続で増えているのに、フラット35は3.83%で過去最高、10月からは建材も上がる。つまり「需要はあるが、お客様の予算が静かに削られている」局面で、ここで値引きに走ると自社の利益だけが消えてしまう。私は、まず返済シミュレーションと見積の有効期限を今週のうちに作り直すこと、そして国が言い始めた「見える化」に備えて自社の施工記録を残し始めることを、現場の優先順位として提案したいと思います。

※本欄は毎朝、AIリサーチ班が業界情報を巡回して更新しています。監修:株式会社ウィズモー

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