工務店のYouTube台本をAIで作る5ステップ
「YouTubeをやりたいが、台本が書けない」を解決する

集客のためにYouTubeを始めたい。でも、いざカメラの前に立つと何を話せばいいか分からない——。多くの工務店の社長さんが、この「台本づくり」でつまずいています。撮影機材はスマホで十分でも、話す中身がまとまらなければ動画は形になりません。
そこで役立つのがAI(ChatGPTなどの対話型AI)です。うまく使えば、これまで丸一日かかっていた台本づくりが30分〜1時間程度に短縮できます。本記事では、パソコンが得意でない方でも今日から試せるよう、5つのステップに分けて手順とプロンプト(AIへの指示文)例を紹介します。
ステップ1:動画のテーマとゴールを決める
いきなりAIに丸投げしても、ぼんやりした台本しか返ってきません。まずは自分で「誰に・何を伝えたいか」だけ決めます。難しく考えず、次の3点をメモするだけで十分です。
- 視聴者は誰か(例:注文住宅を検討中の30代夫婦)
- 動画で伝えたいこと(例:相見積もりで失敗しないコツ)
- 見た後にどうなってほしいか(例:自社に問い合わせたくなる)
この3点が、次からのAIへの指示の土台になります。
ステップ2:AIにネタ(構成)を出させる
まずは台本そのものではなく「話の骨組み」を作らせます。以下はそのままコピーして使えるプロンプト例です。カッコ内を自社の内容に書き換えてください。
プロンプト例:
「あなたは工務店のYouTube動画の構成作家です。地域で注文住宅を手がける工務店として、〈相見積もりで失敗しないコツ〉をテーマに、5分程度の動画の構成案を作ってください。視聴者は〈家づくりを検討中の30代夫婦〉です。導入・本編3つのポイント・まとめの順で、見出しだけ箇条書きにしてください。」
ポイントは「役割を与える」「テーマ・長さ・視聴者を具体的に伝える」「出力の形を指定する」の3つ。これだけで返答の質が大きく変わります。
ステップ3:骨組みを台本の文章にふくらませる
気に入った構成が出たら、それを台本の話し言葉に変えてもらいます。
プロンプト例:
「この構成をもとに、実際に話す台本にしてください。専門用語は使わず、社長が視聴者に語りかけるやさしい口調で。1つの見出しごとに3〜4文程度でお願いします。」
Before(自分で書いた原稿)
「本日は相見積もりについてご説明します。相見積もりとは複数社から見積もりを取得することであり、比較検討において重要です。」
After(AIが整えた台本)
「家づくりでよく聞く『相見積もり』。要は、何社かに見積もりを出してもらって見比べることですね。ここで一つだけ気をつけてほしいのが、金額の安さだけで選ばないこと。今日はその理由をお話しします。」
同じ内容でも、堅い説明文が「語りかけ」に変わり、カメラの前で読んでも自然になります。
ステップ4:自分の言葉に直す(ここが一番大切)
AIの台本はあくまで下書きです。そのまま読むと、どこかよそよそしく、あなたの人柄が伝わりません。必ず声に出して読み、次の点を直してください。
- 自分が普段使わない言い回しは、いつもの言葉に
- 自社の実例やお客様の声を1つ足す
- 数字や事実は、正しいか自分で確認する
ステップ5:AIの限界を知っておく(正直な話)
便利なAIですが、過信は禁物です。工務店が使ううえで、次の点は必ず押さえてください。
- 事実を間違えることがある:法律・補助金・工法などAIの説明は誤りが混じる場合があります。数字や制度は必ず自分で裏取りを。
- 地域事情は知らない:あなたの地域の気候や相場、条例までは分かりません。ローカルな中身は人が補うものです。
- あなたの体験は書けない:過去の施工エピソードや想いは、あなたにしか語れません。ここが動画の一番の魅力になります。
つまりAIは「たたき台を高速で作る道具」であって、「あなたの代わりに語る存在」ではありません。この線引きを守れば、失敗はぐっと減ります。
まとめ:今日、1本だけ試してみる
完璧を目指す必要はありません。まずはステップ2のプロンプトをコピーして、AIに構成を出させてみてください。それだけでも「意外とできそうだ」という手応えが得られるはずです。台本づくりの壁さえ越えれば、YouTube発信はぐっと現実的になります。
とはいえ「毎回この手順を回す時間がない」という社長さんも多いはず。そうした工務店×AIの実務は、AI業務代行『マルオくんAI』(株式会社ウィズモー提携)に丸投げできます。まずは自分で1本試し、続けるかどうかはその手応えで決めても遅くありません。
監修:株式会社ウィズモー(工務店の事業促進・社内改善支援)
