工務店SNSは撮り方が9割|ルームツアーの正しい手順
結論:工務店のSNS動画は「やってはいけないこと」を避けるだけで見違える
完成見学会やモデルハウスで撮ったルームツアー、社長が自撮りで話すハウツー動画。工務店のSNS活用でいま主流になっているのがこうしたショート動画ですが、「頑張って撮っているのに伸びない」という悩みをよく耳にします。今回の動画で小倉は、伸びない最大の原因を「正しい撮り方を知らないこと」だと整理しています。ゲスト講師も「差が出るのは、やっちゃいけないことをやっているから」と語っており、特別な才能ではなく“ルール”の問題だという点が通底しています。
つまり、カメラの構え方・歩き方・回り方・順番といった基本ルールを押さえるだけで、広報担当者でも「普通に上がっているプロの動画と変わらない」水準に届く、というのがこの動画の要点です。本記事では、動画で語られたルームツアー撮影のコツを、明日から現場で使える形に整理します。
動画の背景:1日で撮影・編集・投稿まで仕上げる「ショート動画キャンプ」
この動画は、ウィズモーのパートナーである撮影の専門家と小倉が、ある地域工務店を訪ね、社長と広報担当の女性スタッフにレクチャーする様子を記録したものです。企画名は「ショート動画キャンプ」。たった1日で撮影・編集・投稿までを完結させるパッケージだと紹介されています。
講師は、注文住宅の営業を15年ほど経験したのち、SNS運用代行へシフトした人物として登場します。動画内では、担当するある工務店のInstagramがフォロワー約1万5000人に伸び、そこから年間300組ほどの反響が来ていること、YouTube動画で1本あたり30万再生規模のものがあること、チャンネル登録者が2万5000〜3万人に近いことなどが語られています。これらはいずれも動画内で語られた数字です。元営業だからこそ「ルームツアーで見せるべきポイント」が分かり、伸びる動画が撮れる——その知見をルール化したのが今回の内容だと小倉は説明しています。
カメラの構え方と歩き方の基本
動画で最初に語られたのは、撮影に入る前のカメラ設定と姿勢です。ポイントはシンプルですが、知らないとまず外すところばかりだと講師は話しています。
| 項目 | 動画で語られたコツ |
|---|---|
| 画面設定 | スクエアのグリッド線と水平マーカーを表示しておく |
| 構える高さ | 胸の下あたりの低い位置。高すぎると圧迫感が出る |
| 角度 | スマホを斜めにすると歪むので、常に水平・垂直をキープ |
| 歩き方 | すり足でゆっくり。ゆっくり進むのが基本 |
| 壁の扱い | 何もない壁が映り続けると離脱につながる。家具が映るよう、曲がり角で回り込みながら撮る |
「持ち方も、持つ位置も、姿勢も、体の動かし方も知らなかった」と、レクチャーを受けた側の反応も動画で紹介されています。逆に言えば、この数点を揃えるだけで映像の滑らかさが大きく変わる、というのが語られた趣旨です。
ルームツアーの「回り方」と順番のルール
撮影本番で最も難しいとされたのが、家の中の「回り方」と「順番」です。動画では、実際にスタッフが撮ってみて何度も迷う様子が映され、つまずきやすいポイントが浮き彫りになっています。
- 進むと回すを分ける:歩きながらカメラを振ると編集しづらい。よく見えるポイントまで来たら立ち止まり、横方向にゆっくり舐めるように回す。
- 上下の振りは禁止:基本は横の動きだけ。吹き抜けなどでつい上に振りたくなるが、途中で入れない。最後に上げて終わる・下げて終わるのはよい。
- ルートを先に決める:迷いながら撮ると「さっきも撮ったな」と重複し、どこを映しているか分からなくなる。見る人が「ここがLDK、奥がキッチン、その先が洗面」と流れで理解できる順路で撮る。
- メリハリをつける:説明したい場所はゆっくり、見どころの少ない場所はさらっと。
- 外観から入る:外観をゆっくり映し込んでから進入し、玄関を開けて室内へ。2階がある場合は「次回2階を紹介します」と締めるケースもある。
小倉自身も挑戦し「ゆっくり回るのを意識しすぎて、何も映っていない壁の時間が増えた」と振り返っており、頭で分かっても最初は難しいことが率直に語られています。
目的で使い分ける3種類のルームツアー
動画では、同じルームツアーでも見せ方が3タイプあると整理されています。
| タイプ | 特徴と使いどころ |
|---|---|
| 人が元気に案内 | 出演者が明るく振る舞いながら案内する。手間はかかるが印象に残りやすい |
| 人+テキスト解説 | 出演者は軽く映る程度で、カメラ目線で進みテキストで説明。ハードルが低い |
| 無人+緩急 | 誰も映らず、高速で流しつつ見せたい場所だけゆっくり。誰もいなくても撮れるので必ず押さえたい |
誰かが映る動画のほうが見られやすいため「両方撮るのがおすすめ」とされ、出演は社長より女性スタッフのほうが向いている、という具体的な助言も語られています。
明日からやること
- スマホのカメラにグリッド線と水平マーカーを表示する設定を確認する。
- 胸の下で水平・垂直に構え、すり足でゆっくり歩く練習を一度してみる。
- 撮影前に物件の順路を紙に書き出し、「見る人が迷わない流れ」を決めてから撮る。
- 上下の振りを封印し、横の動きだけで1本撮ってみる。
- まずは無人タイプで1本、次に人が入るタイプを1本、ビフォーアフターを比べる。
よくある質問
Q. 社員に撮影経験がなくても本当に撮れますか?
動画では、撮影経験のない広報スタッフが1日のレクチャーで仕上げ、社長から「普通に上がっているのと変わらない」と言われる場面が紹介されています。才能よりルールを守ることが効く、という趣旨で語られています。
Q. 出演は社長と女性スタッフ、どちらがよいのでしょうか?
動画内では、可能なら社長より女性スタッフが出演するほうが向いている、と語られています。もちろん誰も映らない無人タイプも成立するため、無理のない形から始めるのがよいでしょう。
Q. 上下にカメラを振ってはいけないのはなぜですか?
講師が「上下の振りは絶対ダメ、基本は横だけ」と話しており、吹き抜けなどでやりがちだが映像が崩れる要因になるためと説明されています。最後に上げ・下げで締めるのは問題ないとされています。
まとめ
工務店のSNS動画は、センスではなく「正しい撮り方」と「やってはいけないことを避ける」ことで、担当者でもプロに近い仕上がりに届く——これが動画を通して小倉が伝えているメッセージです。グリッド線と水平、低い構え、横だけの動き、順路を先に決める。この基本を揃えるだけで、ルームツアーの印象は大きく変わります。
続きや実際のやり取りは動画でご覧ください: YouTubeで動画を見る
撮影の仕組み化から投稿の運用まで、工務店×AIの実務は、AI業務代行『マルオくんAI』(株式会社ウィズモー提携)に丸投げすることもできます。
監修:株式会社ウィズモー(工務店の事業促進・社内改善支援)
